MOS独学書籍の模擬試験が正解にならない問題について、皆様はどのように感じていらっしゃいますか。多くの受験生が、独学での学習を進める中で、模擬試験の結果が思わしくないという悩みに直面することが少なくありません。
特に、模擬試験における採点結果が正しく反映されていないといった不安は、その後の学習意欲を低下させる要因にもなり得ます。本記事では、「MOS 独学書籍 模擬試験 正解にならない 解説 採点がおかしい 原因 対策 MOS」のテーマを中心に、模擬試験の仕組みやその結果が適正でない理由を掘り下げ、さらには具体的な対策を提案いたします。
特に、原因は多岐にわたり、書籍選定や学習方法、模擬試験そのものの内容に起因するものまで様々です。それぞれの問題点を深入りして理解することで、結果を改善するための初めの一歩を踏み出すことができます。これから、本記事では、これらの原因を詳しく分析し、効果的に対処するための方法をご紹介いたしますので、是非ご一読いただき、有意義な学習に繋げていただければ幸いです。正しい対策を講じることで、目指すMOS試験の合格へと一歩近づく手助けとなるでしょう。
MOS書籍の模擬試験が正解にならない問題
MOS書籍の模擬試験では、正解操作をしても採点が不正解とされることが少なくありません。この問題が生じる原因と、今後どのように対策を講じるべきかを探ります。
MOS資格に合格するために書籍で学習している方も多いと思います。
書籍には模擬試験を収録した CD-ROM が付属しています。この模擬試験を繰り返し学習して試験当日に向け準備を行います。
しかし、この模擬試験を何回も繰り返し学習していると「ある現象」に遭遇します。
それは「正しく操作しても模擬試験が正解にならない」現象です。
解答を見ながら、正しい操作をしても 正解にならないので不安になります。
「自分の操作が間違っているのか?」「模擬試験のプログラムにバグがあるのか?」 など 推測しますが原因は 分かりません。
「MOS試験の当日に同じような問題が出題されたらどうしよう」「学習内容に間違いは無かったのか」など、不安は尽きません。
この現象は様々な原因により 不正解となっている可能性があります。
「正しく操作しても模擬試験が正解にならない現象」「採点がおかしい」場合の原因と対策について記事にしてみました。
付属の模擬試験を「正しく操作しても正解にならない現象」を解決する。
正解にならない原因と対策
模擬試験が正解にならない主な原因には、環境やソフトウェアの設定、問題の出題形式など、さまざまな要因が考えられます。これから原因ごとの対策を詳述します。
① 自動アップデートの影響
原因 ①
Office 2016の自動アップデートの影響で、正確に操作しても正解とならない場合があります。
MOSの模擬試験で正解にならない第一の原因は、使用しているソフトウェアのバージョンと書籍での記載情報に不一致が生じることです。特に、Microsoftのアップデートが頻繁に行われるため、模擬試験時に使用しているバージョンが異なる場合、操作手順が変わることがあります。この結果、テキストに記載されている手順に従った場合でも正解とならないケースが見受けられます。
対策 ①
書籍の販売元である出版社のホームページを閲覧して情報を入手します。
出版社によって違いはありますが、「よくある質問と回答(FAQ)」や「 訂正・アップデート」に情報がありますので、検索して対策を確認しましょう。
例えば、MOS PowerPoint 2016 対策テキスト& 問題集の「第2回プロジェクト4タスク2 に不具合」があり、対処方法が記載されています。
MOS PowerPoint 2016 対策テキスト& 問題集 (FPT1620)
第2回プロジェクト3タスク(2)が正解になりません。どうしたらいいですか。問題で指示されているとおりに、スライド「お問い合わせ先」の画像に「線画」の効果、「7pt」のぼかしを設定しても正解にならない現象を確認しています。
【原因】Office 2016の自動アップデートが影響していると思われます。
【対処方法】テキストに記載されている標準解答および、解答アニメーションの操作手順と同様の操作をされている場合、採点が不正解でも正解とみなしてください。
FOM出版 よくあるご質問と回答(FAQ) より
このように出版社が発信している情報を確認することで問題が解決できることがあります。
ただし、この 原因に対する【対処方法】 は 微妙です。
「採点が不正解でも正解とみなしてください。」 と記載されています。
Office 2016の自動アップデートの影響で、問題は最終的に正解にはならないということでしょう。
この対策だと最後まで正解にならず学習が終了しません。
バージョンに合った独学書籍を選ぶことを推奨します。当該書籍がどのバージョンに基づいているかを確認し、実際の使用環境を整えることが必要です。また、書籍の発行日や改訂版の有無も確認することで、最新の情報に基づいて学習が進められます。
原因①の対策は、「出版社の情報を確認しましょう」でした。
② 自分の操作が間違っている
原因 ②
書籍に記載されている標準解答および解答アニメーションに従って、手順を再現している途中で自分の勘違いから操作を間違っている場合です。
次に、模擬試験の問題自体が曖昧または不明瞭である場合があります。設問内容の言葉遣いや指示が不十分である場合、ユーザーが誤解しやすくなり、結果として不正解となってしまう恐れがあります。これは特に、自身の操作で不確定要素が出た場合に問題となります。
自分の操作が間違っているのに気づけず、正解とならない場合です。
例えば、セルの番地が「絶対参照」だと思い込んで「相対参照」で操作していたり、指定されたオブジェクトの選択を間違えて別のオブジェクトも一緒に選択していたりと勘違いの内容は違うと思います。
完璧に操作しないと正解とならない模擬試験では、気づかないうちに別の操作をしている場合は不正解となります。
正解していると思い込んで間違った解答を繰り返してしまっているので、この原因は根深く、自分の勘違いに気づかず学習時間も増えてしまいます。
対策 ②
この問題に対する対策としては、模擬試験を解く際に、設問の内容を注意深く確認し、わからない場合には繰り返し設問を解くことが大切です。
いま一度、操作を確認しましょう。
わたくしは「絶対におかしいな、この問題は!」 と思っていたのに よくよく見直したら自分の操作方法が違っていたという事例がありました。
全てのMOS資格を取得するまでに全部で5問ぐらいありました。
対策としては、固定概念にとらわれず、標準解答の手順をしっかりと正確にトレースしましょう。
正しく操作することを心がけることにより、さらに学習が身につき得点UPに繋がります。
③ 正しい操作を行っていない
原因 ③
さらに、採点基準が明確でない場合も、正解にならない要因の一つです。特に、操作を行った結果やその手順が採点に適用されないことがあるため、受験者は困惑します。変動する環境や設問の意図しない解答に対しても、正確な採点がなされていないことがあります。
過程を含め、最初から最後まで 完璧に正しい操作を行っていないために不正解になっている場合です。
そんなに完璧に操作しないといけないの?と思います。確かに実務においては、結果が正しければ操作方法や手順が少し違っいても問題にはなりません。
しかし、MOS模擬試験は違います。
完璧な操作を行わないと 判定プログラムが認識できず、得点は加算されず不正解となります。
課程を含めた全ての操作や手順を正確に行わないと正解にならない問題が多くあります。
「こんな操作は実務ではやらないなぁ」とか「もっといい解答があるのに」と思うのですが、残念ながら、自己流で操作すると不正解となってしまいます。
対策 ③
対策ですが、模擬試験に記載されている標準解答および解答アニメーションの操作手順をよく確認して過程を含めて、正しい操作を確認して身につけるようにしてください。
④ どうやっても 正解にならない
原因 ④
対処方法 ① ~ ③ を実践しても 不正解になる場合です。
わたくしがMOSマスターを取得するまでに実施した全ての模擬試験のうち、どうやっても 正解にならない問題が 合計で3問ありました。
最後まで何回も挑戦しましたが、一度も正解にならず不正解のままでした。
対策 ④
対策は「あきらめましょう」です。
なんらかの原因で不正解となっているわけですが、その原因を追求するのは時間の無駄です。
本番の試験に望むまでに全ての問題が理解できないのは少し不安が残りますが「あきらめ」ます。
特に問題はありません、大丈夫です。
この時点で何回も問題を解いているわけで、学習の理解度は高まっています。無視しても大丈夫です。
本番で同じような問題が出題されたとしても、学習が深まっているので正解になる確率は 高いと思います。
対策 まとめ
模擬試験における正解にならない問題に対しては、原因を明確にし、適切な対策を講じることが重要です。書籍の選択から設問の理解、操作の練習まで、多角的に対策を行うことが必要です。
何回解いても正解にならない問題は、今回紹介した対策で乗り切りましょう。
正解しない問題のおかげで、正確に操作する技能の向上や、反復練習による理解力が向上しているのでMOSの試験に合格する確率が向上しています。
前向きに捉え、本番の試験に備え 正しく操作することに心がけましょう。
模擬試験の成績を記録しよう
模擬試験の成績を記録することは、自身の進捗を確認するためにも重要です。どの問題が解けたか、不正解だったかを一覧にし、弱点を把握することで、今後の学習に活かすことができます。また、過去の成績と比較することで、自身のスキル向上を直に体感できるため、モチベーションの向上にも寄与します。
正解にならない問題を特定するため、模擬試験の結果を記録するようにしましょう。
MOS試験に合格するためには、模擬試験の成績を記録して不得意分野を繰り返し学習することが効果的です。
成績を記録するために「成績書記録シート」をダウンロードできるようにしましたのでご利用ください。
■フォーマットは Excelシート になっています。
まとめ
MOSの独学書籍における模擬試験が正解にならない理由は多岐にわたりますが、それぞれの原因に対して適切な対策を講じることで、理解度や操作スキルを高めることが可能です。模擬試験の結果を基に、今後の学習法を見直し、自身の成長につなげていくことが求められます。
「正しく操作しても模擬試験が正解にならない現象」は、様々な 原因により問題が発生しています。
今回 ご紹介した対策を実践してみてください。
これは、わたくしの個人的な感覚なんですが、書籍の模擬試験の採点は、本番の採点より厳しいと思っています。
本番の採点プログラムは、沢山の人が受験しており人間の複雑な操作や、個人差に対応するために高度な処理をしていると考えられます。
ある程度、人の操作の違いを吸収して判断していると思われ、正解する操作に幅があり、余裕があるのではないかと思っています。
学習中に実施している模擬試験の問題の難易度は比較的高く、本番より難しい出題が多い傾向があります。
繰り返し模擬試験を行って、正解率が毎回9割以上なっている頃には、本番で合格できる確率が上がっているはずです。
繰り返し模擬試験を解くことにより実力がついていますので、MOS受験に挑戦しても問題ないでしょう。
でも油断は禁物ですよ、次の記事で試験当日の対策を練りましょう。